過去記事です、現在求人は受付しておりません
そろそろ新しい仲間を募集しようとしています。
「探偵をやりたい」という方にお伝えしたいことがあります。
応募希望の方は最後までよく読んでいただけると幸いです。
志望動機
応募する際、なぜ探偵をやりたいと思ったかぜひ教えてください。
職業として「探偵への志望動機」これはとても大切。
アングラやグレーゾーンの世界だと想像して応募に来る方は不採用です。
探偵を続けるには、やってはいけない事がたくさんあります。
喧嘩は必要なく、血の気の多い方はマイナス要素です。
喧嘩になるような場面になった時点でアウトです。
次に、「儲かりそうだから」「稼げそうだから」の志望動機。
確かにお金は生活の基盤で大切。
稼げそう、という点で繁忙月は収入も増えますが逆もあります。
(する事がない時は技術研鑽の時期にもなります)
お給料は調査業務量で大きく変動するので安定はしません。
朝も夜も関係ありません。
調査というのはお客さんに合わせるので、プライベートの調整がとても難しいです。
仕事が優先する日は年間で何度もあります。
業務命令というよりプロとして、依頼者の証拠獲得を真剣に考えていただきたいのです。
動機がお金メインだと、プライベートが優先してしまい依頼者の命運が分かれることがあるので迷惑をかけてしまいます。
そして、いつか調査が嫌になる日が来るかもしれません。
楽そうだ、社会的に息苦しい部分が少ない。というイメージの方もいるかもしれません。
それは認識が違うかもしれません。業務への厳しい意識が必要です。
調査には社会経験も必要です。普通の経験をしていないと調査はできません。
個人プレーもなく、キメの細かい報告連絡相談は必須です。
これができなければ、依頼者からのニーズを満たすどころか大きなミスにもつながります。
過去にも調査対象関係者に聞き込みをしたばかりに、調査行為が漏れて失敗した調査員もいました。
ミスは依頼者にとって最悪のシナリオとなる事もあるので調査計画も大切です。
自分の担当した調査は朝から晩まで(大げさではありません)考え悩み、結果に結びつけるのです。
同乗するパートナーとも必死で連携しなければいけませんし、相互フォローも必要です。
そして、誰にも自慢できる事はありませんし、話もできません。
認めてくれるのは依頼者と社内だけになってきます。
ヘタすると(しなくても)世間からはグレーの仕事をしているという目で見られてしまいます。
楽ではないし、割に合わないこともたくさん。自分の自由な時間はないし、社会性も求められる厳しい仕事です。これでも探偵という職業を選ぶかどうか。よく考えていただいてから応募いただきたいのです。
業務について
私たち探偵業というのは、お客さんの抱えている問題解決へ導く証拠獲得に徹底的にお付き合いします。
時には料金に含まれないことや、こちらで融通して動くことも多々あります。
年中、依頼者の事で頭は一杯です。
証拠をなんとか撮って、前に進んでいただきたい気持ちです。
そういう気持ちもくみ取れるかどうか。面白がるような事は一切ありません。
すべてがリアルです。
尾行して写真を撮るだけの簡単な仕事だと言われることがあります。
自分の撮る証拠は時には裁判でも使われますし、依頼者の人生を左右しかねない大切な一枚です。
技術は必須です、ぼやけた映像や画像ではお話になりません。裁判では厳密に隙のない証拠でないと弁護士も困ってしまいます。
簡単なものではありません。目で見るだけなら簡単かもしれませんね。
張り込みは長期戦で長いです、対象者が現れるのは一瞬。
見逃さないようカメラを用意し、動いた後の事も同乗するパートナーと綿密な打ち合わせをする必要があります。現場判断に任されるのでやりがいのある部分です。
自分たちの張り込み位置で正しい写真が撮れるか、明るさはどうか。カメラの性能は。
対象に気取られないか。色々な条件を重ね合わせ、最適な場所で最適な機材を選んでください。
苦労して撮った大事な一枚は依頼者が一番必要とする物です。
張り込み中にスマートフォンに気を取られているようでは話になりません。
飲み物に手を伸ばすときですら目線をそらさないぐらいの配慮は必要です。
張り込み、大変ですよ。暑いときも寒いときもあります。
人柄
屈強である必要はありません、特殊能力も求めていません。
スーツを来たらどこにでもいるような普通の風貌が理想です。
攻撃よりも柔軟性、社会経験のある常識的な大人を求めています。
色々な調査案件があります、偏ることのない客観的な目も必要です。
思い込みや推理も不要です、探偵は自分の目で見て撮影した証拠がすべて。
異性にだらしない方もご遠慮ください。
この仕事は不貞証拠の獲得が多いので、依頼者感情を理解できる方の方が良いからです。
ワイドショーの様なものではなく、真剣に依頼者と向き合う心構えが必要です。
知識
入社前に、カメラの知識や法律寄りの知識があることは早道ですが、必須ではありません。
本気で探偵になりたい方は全力で支えます。
覚えることが大量にあるので、数ヶ月程度では到底覚えきれません。
何年も重ねて身につけてください。
自分の知識や技術に対してあくなき欲求を持ち、自ら研鑽を続けられる方が大切です。
特に機材は進歩していくので、新しい物への興味を失うことなく撮影リスクを減らす工夫も日々求められます。
モチベーション
お金や自由なイメージだけで続けられる仕事ではないのがおわかりいただけたのではないでしょうか。
それでも続けられるのは依頼者の人生を左右する一瞬を任せられ、自分の意思と行動で結果を出した時の達成感だと思います。
中には涙を流して感謝いただく事もありますよ。
そんな時こそ、この仕事をやっていて良かったと思う瞬間です。
大げさではなく年に何度もあります。
感情的に依頼者に寄り添うのではなく、プロとして冷静に。
必要とされる証拠はなにか?
これを常に考え続ける必要があります。
それでも探偵をやりたい
ぜひ来てください。歓迎します!
ここまでの記事を理解いただき、やる気があれば大丈夫です。
事務所でお待ちしております。
・試用期間 3ヶ月~6ヶ月程度、その後見習い採用
・車両、携帯持ち込み
・休日交代制(週1程度目安)
・全国出張あり
・勤務時間不定
・見習い期間給与 15万円~18万円程度(別途出張手当などあり)
・機材など会社負担
・経費負担なし(尾行中の飲食店など)
その他委細面談
※無償で探偵業務を覚えるだけの方はお断りします。
そのような言動があった場合、すぐに辞めていただきます。
最低3年は腰を据えるつもりで頑張ってください。
偉そうな事を書きましたが、まだまだ当社も成長中。
一緒に会社を大きく、良い組織にしていく本当の意味での仲間を募集しています。
代表 和泉