
お客様各位
春雷、本州では桜が吹雪く4月ですが、北海道では5月に入り連日雨が降り続き、咲いた桜が散ると同時に急に暖かくなってきました。
少し時間が余った午前中、気分転換に真駒内公園へ行くと、大型犬とゆっくり散歩するお婆さん、車いすを押されながら花を眺めるお年寄り、ランニングしている沢山の人、枝を拾った子供を連れたお母さん。穏やかな景色と花で癒されました。
今年は、私個人にとって激動の年です。想像もつかない事が次から次へと起こり、右を向いたと思ったら左を向かざるを得ない状況がやってきたり、朝令暮改を繰り返すような日々で色々と失ったものや得るものを繰り返しながらなんとか進んでいる状況です。
その中で迷惑をかけた方もいますし、世話をしてくださった方も居たり、感謝や申し訳なさで一杯です。こういう時は自分のルールに従い、自分の気持ちに素直になり行動してお返ししていくだけですが、受けた恩というのは返すのが意外と大変で、何をすれば良いのだろうかと悩むことも多く。
人生、プラスもマイナスも帳尻合わせと言われますが、まさにそれを実感している最中です。
配偶者の不貞がやってきた後の、再構築に成功した方から話を聞くことがありました。その方は「とにかく相手の気持ちを考える事にした」とおっしゃいました。なぜそこに至ったか。どうしてその発言になったのか。なぜ相手の元へ行こうとしたのか。気が遠くなるぐらいコツコツと会話をして、相手が「そうか、だからこうなったのか」を追求して生活や発言を変えていくと、驚くぐらい相手の態度が日々日々改善し、新婚の時のような感覚を取り戻せたと言っていました(いつかお話の内容を記事にします)再構築は非常に難航します、経験上、沢山のご夫婦を見てきていて成功する事は少なくやはりだめでした。という報告を聞くのですが、相手の気持ちや望んでいる事を探るのは大切かもしれないなと思いました。人間、気が付けば「I My Me Mine」となりがちですが、譲ってまずは相手の事から、そのあとに自分の事をスッと差し出す。そんな気持ちが相手に届くこともあるのだなと。
しかし、相手方となる配偶者が徹底的に「I My Me Mine」という場合があります。その場合は見切りは大事かもしれません。人間付き合いでもそうですが「よく聞いたら、この人...自分が得する話しかしていないな」と思ったらそれは要注意かもしれません。経営で尊敬する稲森和夫氏の言葉で「10を受けたら11を返す、それで世の中はよくなるものです」という話がありました。そういう気持ちで夫婦も居れたら良いのですが、中々わがままな方も多いようで...。不貞証拠を突き付けた途端に逃げ出したり、交際相手を擁護したり、嘘をついたり、財産を隠したり、逆切れをしたり、ありとあらゆるパターンがありますので、証拠を掴んでいく過程で私は依頼者様から配偶者の傾向をなるべく聞いて、想定される動きはアドバイスするようにしています。言い方は悪いですが、不貞を働いて裏切る配偶者より、依頼者様の経済的利益と精神的な平穏の方が私は大切ですから、損をしないようなアドバイスはなるべくするように心がける次第です。家庭の事ですから、差し出がましい事はできませんが、損をしない想定される事は知っていただきたいなと思うばかりです。もちろん最低限の法律制度のご案内もしています(注意:最終的には法律家の意見が最優先です)
桜は美しいですが、散った後の緑も美しいものです。そして翌年も綺麗に花を咲かせます。依頼者様も辛い事はあると思いますが、時間は薬と言います。年と歳を重ね、幸せになっていただきたいなと願いつつ、私も時間に任せて色々とある事象と向き合いながら、その都度なるべく丁寧に考えて動いて行こうと自分自身に言い聞かせています。コツコツと、1日1つの事をすればいつかは辿り着けます。立ち止まらず、前に進んでいきましょう。私の好きな言葉です、コツコツと。
春の時期が来て、急に忙しくなりました(毎月月初更新のご挨拶も遅れるぐらいで...)そして一気に証拠獲得も進んでいるので、新規ご相談は承れる状況です。相変わらず忙しくしている事務所ですが、相談は最優先にしていますのでお気軽にお電話、LINEください。すべてのご依頼を慣れたものとせず、しっかりとお話を聞いて行こうと思っています。法律にかんしては弁護士の先生への誘導もしっかりと行います。