探偵業に興味あるそこの貴方へ
こんばんは
この仕事をしていると、よく言われるのが
「探偵、面白そうですね。私もやりた(かった)いです」
この言葉を聞くたびに、
「そうですねー、届出を警察に出すだけですよ。やってみますか?」
とお答えするようにはしています。
実際この仕事を始めるとわかりますが、
・ 外で延々と立って、一点を見つめ続ける
・ 繰り返されるトラブル
・ まったく油断できない張り詰めた環境
・ 追い込まれるメンタル
・ 結果が出ない焦り
・ 最悪の結果を受け入れる心
・ 怪しい職業と思われ、冷たい目線が
・ ローンが通りにくく、職業欄に書きにくい
と、調査員としても山ほどあります(いくらでも書けますw)
勤務だとお給料はそれほどありません。心折れちゃいますよね
これに経営が加わると、一見より営業競争の激しい業界ですから、
毎月安定して売上を確保するのは血のにじむ努力がいります
ホームページを作って放置しても絶対に仕事は来ません
ウチもホームページ以外に取引を増やすのにいろいろ工夫をしました。
競争が激しい業界なので、詳しくは書けないのですが
浮気調査で人の後をつけて写真をとって何百万も儲かる感覚だとたぶん無理です
よほど切羽詰っていたり、証拠を取ることで相応の益を得る前提でないと、それほど太い(調査時間の長い)契約はないものです。
探偵業に向いてるタイプ
ところで、この仕事が続く、向いているタイプというのもある気がします。
個人的な見てきた感覚ですが、
・ 撮影や対象を追いかける行為が好き
・ 人という生き物が好き(コミュニケーション能力は問わない)
・ 結果を出した瞬間の喜びを持続していられる
・ 哀愁に自分を染められるタイプ
・ 相手の気持ちを汲み取ってバランスよく仕事ができるタイプ
こういう人でしょうか。なんかしら好きな要素がないと続かないようです。
お金をメインに据え置くと、最終的に探偵とは呼べない世界(別れさせ屋、示談屋)に行ってしまうのではないかな~~。と思うんですよ。
実際に業務をしていると、悪いことをしようと思えばできる情報が溢れています
ここに手を出すかどうかは経営者の良心だと思いますし、手を出す連中が多いからこその、公安届出や世間体が悪いままなのだと思います。
だから、自分で「ウチはクリーンだ」なんて声高に叫ぶのもまたみっともない行為なのかなと思うので、コツコツ地元で実績を積むのが一番なんでしょうね。
次回から、そろそろ回顧録的な物を書いていこうと思います。
古い話だと1990年代からになります。