自分で浮気を調べるときに覚えておきたい少しのチェック項目

B!

こんにちは、代表調査員の和泉です。

最近は浮気調査もご自身でされる方が多くなりました。
手軽にスマホのチェックで白黒がつきやすいという点なのかなという印象を受けています。

よく持ち込まれる証拠

不貞相談の時、次について必ずお聞きしています。

「どうして浮気が怪しいと思われたのですか?」

なにかしらご自身で掴んでいる方は「はい、証拠をつかみました」と話されます。

以下のような証拠です。

1)LINEのやり取り
・相手とハートマークのやり取りがある、普段使わない
・愛してるという文字があった
・好きという文字があった
・デートの約束をしている
・この間は楽しかったね、というやり取りがあった

2)自分で撮った写真
・ホテルから出るところを撮りました
・部屋に入る写真を撮りました
・相手と食事をしている写真を友達に撮ってもらった

3)人から聞いた話
・職場の中で噂になっている
・友達が手をつないでいるところを見かけた

4)相手の車
・単身赴任の旦那の部屋から去っていく車のナンバーをおさえた
・いつも同じ車が旦那のGPSの場所に止まっている

5)レコーダー
・車に仕込んだらデートの話をしていた
・車に仕込んだらラブホの話をしていた
・Hをしている声が録音されている

お客様がつかむ証拠の有効性

「そこまで証拠があるなら勝てますよね」とみんなが言っているので大丈夫ですよね?と尋ねられます。待ってください、本当にそうなのでしょうか。

夫婦間で話し合いをして白黒つけるには”やや強めの”証拠になるかもしれません。
しかし、とぼけようと思えば簡単に否定できますし、裁判や調停になると到底は...証拠能力は弱いものです。すぐに思いつくだけでも...

1)LINEのやり取り
→ 疑似恋愛だ、本当に実行した訳ではない
2)自分で撮った写真
→ それは何時間滞在しましたか?相手の顔写真は明確ですか?前後一緒にいる所は撮影していますか?
服装は?
3)人から聞いた話
→ 言わずもがな確証のない話ですし、法廷で証言というイメージがあるかもしれませんが通用しません。
4)相手の車
→ 止まったからと言って不貞とは言い切れません。用事があっただけではないですか?
5)レコーダー
→ その会話は対象2名の会話だと断言できますか?その時刻は?乗っている写真と音声は一致しますか?
Hの声だとしてもAVを流していたかもしれません

大変酷な話ですが、一生懸命集められた証拠というのは意外と通用しないものが多いのです。
場数を踏んでいるキッチリとした探偵はこういう点についてちゃんと説明もしてくれるはずです。

探偵に頼むメリット

探偵というと後ろを尾行して写真を撮るだけのイメージの方もいらっしゃいます。
プロですから少なからず法廷に持ち込まれる所まで想定をして撮影しています。

・移動中の景色、判別できる看板や標識を含めた撮影
・時系列で対象2名の動きがわかりやすく組み立てができるか
・相手の顔は?服装は?
・移動中の車から乗り降りしておらず、対象2名だという証明
・立ち寄りはどの店でどの程度止まっていたか、その店の単価は、客層は
・不貞行為が行われる場面においては入った時間から出るまでの時間、その間の監視証拠

もちろん提訴(訴えを起こす)するには相手方の住所と氏名が必要ですし、慰謝料請求まで考えると職場の特定まで提案するのが探偵の仕事です。

どうしても相手の顔の鮮明さやホテルの出入りの鮮明さだけに(もちろん撮影はしますが)依頼者の方は目を奪われがちですが、プロの証拠資料は前後関係まで含めていくので相手方は言い訳のしようがありません。

個人で証拠収集するデメリット

まとめになりますが、個人で証拠の為に動かれると以下のような失敗につながります。

・対象に気取られ二度と調査ができなくなってしまう
・友人や知人から情報を集めようと躍起になるばかりに、情交相手の耳に入る
・GPSを取り付けて見つけられてしまう
・レコーダーを取り付けて見つけられてしまう
・失敗した後の調査は難易度が上がるため、増員や車両追加で調査費用がかさむ
・家庭内で情報が取れなくなってしまう

見つけた段階ですぐに水面下で様子を見てご依頼いただく。これが一番です。
あとは家庭内の様子を見ながら証拠撮影日を決めていくことです。

大事な事ですが、配偶者のスマホであってもスパイアプリを仕込んだりするのは絶対ダメです。

しっかりとした証拠を掴んで相手(及び交際相手)と戦うには準備をしっかりとしてプロにお任せください。

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